歩道橋の経緯

諏訪森中交差点の歩道橋が、南海本線の連続立体事業に伴う駅前整備事業により、このたび撤去されやや南方向に新設されました。

初代の歩道橋は、昭和43年(1968年)の設置だったと思われます。

約50年が経過し、老朽化も進んでいたのでタイミングとしては良かったと思います。

そして社会の流れは美観を損ねる、視界が悪い、利用頻度が低い、高齢者対策などの理由で、横断歩道への切り替えが主流でした。

行政も住民の多くも、そうなるものと思いこんでいました。

では、なぜ歩道橋が設置されたのか。

撤去の方向とは言え、行政が単独で決めることはできません。

歩道橋を一番使っていたのは、通学路としていた小学生なので、学校に相談されました。

そこで教員と保護者と住民が参加する学校協議員の会議にかけられ、保護者アンケートが実施されました。

足の不自由な障害者や高齢者への配慮、予算の無駄遣い、などから撤去の意見もありました。

その一方で、当時増えつつあった飲酒、薬剤使用による登校児童への突っ込み事故などが社会問題化されていました。

その結果、アンケートの設置希望者が6割強であったことと、「地域住民が地域の子どもを守る」という観点から学校協議員会議として「存続」を決定し、自治会でも検討して頂いた結果、最終的な結論として「歩道橋存続」が決まりました。

その後は、高齢者の誤動作による歩道や登校児童への突っ込み事故が増加しており、多少の不便はあるものの、登下校の児童の安全に一役買っていると思われます。

今の時代に新設された歩道橋が、浜寺校区にとって子どもがいかに大切で守ろうとしているかを物語っていると思います。

 


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